「トリプトファン」の効果・効能・副作用

トリプトファン

トリプトファンは、ヒトが体内で作り出すことができない必須アミノ酸に分類され、牛乳から発見されました。トリプトファンからは、メラトニン、セロトニンなどの成分が合成され、これらの成分がヒトに対して有益な効果をもたらしてくれます。

効果・効能

  • 快眠効果
  • 抗うつ効果
  • 偏頭痛を和らげる

トリプトファンを原料に合成される成分で最も有名なものはセロトニンです。セロトニンには、精神を安定させたり、サーガディアンリズムと呼ばれる体内のリズムを整えたりする作用があります。

ヒトが日常でのストレスを解消して、穏やかな精神状態を保つ上で必要な成分であり、うつ病患者ではセロトニンが体内でうまく作用されていないことがわかっています。この成分は朝から昼にかけて多く分泌されて夜にかけて分泌量が減少していきます。

夜になると、セロトニンに変わりメラトニンという入眠を促進する作用のある成分が分泌されます。そのため、トリプトファンを摂取することによって、うつ状態を抑えたり、不眠を改善したりする効果に期待ができます。

また、セロトニンには血管平滑筋を収縮する作用があります。片頭痛は脳の血管が拡張することで痛みが生じるので、セロトニンによって血管が収縮することで片頭痛の改善に期待ができます。

副作用

トリプトファンを過剰摂取すると、肝臓で処理しきれなくなり、他の成分との相互作用によって毒素ができてしまい、肝機能が低下すると意識障害や言語障害を引き起こす肝性脳症という副作用が出現することがあります。

また、セロトニンが過剰に生成されることで、振戦や吐き気を引き起こすセロトニン症候群を引き起こすことがあります。アメリカでは、トリプトファンを過剰摂取した結果、死亡事故まで報告されています。そのため、適正量を守って使用するようにしましょう。

よく含まれている代表的な食材

トリプトファンは牛乳、魚、チーズ、肉、卵に多く含まれています。タンパク質を多く含む食材に多く含まれている傾向にあります。

製法

トリプトファンは発酵法によって作り出されます。発酵法とは、タンパク質を微生物によって分解してアミノ酸を生成する製法です。

価格・希少性

トリプトファンは食事から摂取することができるため、希少性が高いとはいえません。また、トリプトファンを含んだ健康食品もたくさん販売されているため、手頃な価格で入手することが可能です。